女子も4回転時代到来目前 紀平も跳ぶ!22年「北京五輪で優勝の夢」へ習得が鍵に

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(8日、バンクーバー)

 グランプリ(GP)ファイナルの女子フリーが行われ、シニア1年目でショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(16)=関大KFSC=がフリーも1位の150・61点をマークし、合計点では自己ベストの233・12点で、初出場優勝を果たした。紀平は「北京五輪で優勝という夢がある」と22年五輪を見据える。金メダル獲得へ、4回転ジャンプの習得も1つの鍵になりそうだ。

 五輪シーズン翌年にして、早くも新時代の到来を感じる大会となった。同じ2002年生まれながら、誕生月の関係で五輪に出場できたザギトワと、出場資格を持たなかった紀平との対決。勢いそのまま頂点へと駆け上がった紀平は「北京五輪で優勝という夢がある」と力強く語った。

 女子でもいまだ成功者が少ないトリプルアクセル(3回転半)を高確率で決められることは紀平の強み。ただ紀平以下の世代に目を向けると、女子もジャンプ高難度化の波が押し寄せてきそうだ。

 ジュニア女子ではロシアの14歳トルソワが4回転トーループを成功。14歳のシェルバコワ(ロシア)とともに4回転ルッツに挑戦した。失敗だったが、公式練習では何度も着氷。公式戦での成功も時間の問題だろう。

 紀平を指導する浜田美栄コーチは、北京五輪での金メダルへ向けて「ロシアのジュニアが上がってくるので、4回転が一つはほしい」と語る。紀平は既に今夏のスイスや北米での合宿で4回転トーループを重点的に練習。手応えを得て帰国した。ジュニア時代には練習で4回転サルコーも跳んでいる。今季はプログラムには入れない方針だが「将来を見据えながら4回転も習得して、北京五輪に合わせていけたら」とも話していた。

 もちろん今季から出来栄え点の評価幅が増えたように、大技以外の安定感を増すことも必要となるが、残り3年2カ月、世界の流れを読みながらトップで戦い続ける覚悟だ。

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