桃田賢斗が雪辱の快勝 安定の2-0!動きとショットに切れ「成長している」

 「バドミントン・WTファイナル」(12日、広州)

 1次リーグが行われ、男子シングルスのB組で世界ランキング1位の桃田賢斗(24)=NTT東日本=はサミール・ベルマ(インド)に2-0で快勝。女子シングルスでB組の奥原希望(23)=日本ユニシス=もカナダ選手にストレート勝ちしたが、2連覇を狙うA組の山口茜(21)=再春館製薬所=は世界選手権2位のシンドゥ・プサルラ(インド)に0-2で敗れた。ダブルスは女子の高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)や男子の遠藤大由、渡辺勇大組(日本ユニシス)も初戦を勝利で飾った。

 安定した試合運びには自信が満ちあふれていた。桃田は2月に0-2で屈したベルマにわずか35分で雪辱した。前回はネット際で翻弄(ほんろう)されたが、今回は動きとショットの切れで上回り「スピードが上がっているし、成長していると思う。自信を持ってプレーできている」と頼もしかった。

 2日までの全日本総合選手権を狙い通りに制して緊張から解放され、リラックスして試合に臨んだ。滑りやすいコートを気にする場面もあったが、第1ゲームは4-3から一気に突き放し、終盤の追い上げを振り切って21-18で先取。余裕も出た第2ゲームは緩急自在のプレーで8連続得点し、21-6で圧倒した。

 9日に富山県で行われた国内のS/Jリーグに出場し、10日に中国入り。疲れは残っていても崩れない強さを見せつけた。世界選手権王者となるなど充実した1年を締めくくる大会。3年ぶりの頂点へ「スタートとしては上出来」と手応えを口にした。

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