ひなみま 2年連続決勝進出 美誠 睡眠不足で大苦戦 足動かずも「頭だけで勝負」
「卓球・グランドファイナル」(14日、仁川)
ワールドツアー上位選手で争う大会で、ダブルス各種目の準決勝で女子の早田ひな(18)=日本生命、伊藤美誠(18)=スターツ=組が田志希、梁夏銀組(韓国)に3-2で勝ち、2年連続の決勝進出を決めた。混合の森薗政崇(岡山)伊藤組は黄鎮廷、杜凱琴組(香港)に、男子の森薗、大島祐哉(木下グループ)組は何鈞傑、黄鎮廷組(香港)に敗れた。シングルスは女子1回戦で佐藤瞳と芝田沙季(ともにミキハウス)が敗れた。
女子ダブルスの早田、伊藤組が大苦戦の末に2年連続で決勝へとたどり着いた。伊藤のサーブ、レシーブで崩す得意の形がはまらず、ラリーで粘られる展開。第4ゲームはマッチポイントも握られた。今大会3種目に出場している伊藤は「結構しんどかった」と疲労感をにじませた。
苦戦の原因は伊藤の睡眠不足。前夜にシングルスを戦って敗れ、就寝は午前1時前。通常より少ない睡眠時間で会場入りし、10時の試合開始に向けてウオーミングアップも足りなかった。「足が動かなくて。頭だけで勝負した」と苦笑いだ。
相棒の早田の目にも「(前夜の敗戦を)少し引きずっている」と映った伊藤だったが、女子ダブルス後の混合ダブルスで敗れたため、15日は休息日となった。残る試合は16日の決勝のみ。「ゆっくり休み、しっかり練習したい」と気持ちを切り替えた。