女子リレー新プロジェクト 陸上→ラグビー→陸上の寺田明日香「五輪で活躍する姿を」
日本陸連は15日、2020年東京五輪へ向けた女子400メートルリレー、1600メートルリレーの強化プロジェクトの説明会を都内で行った。選手30人のほか、コーチら関係者も参加した。
日本女子は16年リオデジャネイロ五輪でも両種目で出場権を逃しており、東京五輪も「現状は厳しい」と山崎一彦プロジェクトリーダー。できる限り多くの選手を自国開催の五輪の舞台に立たせることが目標。1月にセレクションを行い、まずは来年5月の世界リレー大会(横浜)での日本記録更新と、トップ10入りを目指す。
元100メートル障害日本代表で、一度は現役を引退し、その後7人制ラグビーに転向した異色の経歴を持つ寺田明日香(28)は、今月12日に自身のブログで陸上界への復帰を宣言。この日の説明会にも出席し、東京五輪を「一生に一度の特別な舞台」と表現した上で、セレクション参加に前向きな姿勢を見せた。
「陸上時代にやらなかったトレーニングなど、いろんなことをしたことで、自分の中で足が速くなっている感覚、研ぎ澄まされている感覚があった。ラグビーで頂いたものを陸上に生かしたい」と寺田。復帰には4歳の娘の存在も大きかったといい「もう一踏ん張り頑張って、五輪で活躍する姿を見せたい」と話した。