みまひなV 中国勢に雪辱果たした

 「卓球・グランドファイナル」(16日、仁川)

 各種目の決勝が行われ、女子ダブルスで昨年準優勝の早田ひな(日本生命)伊藤美誠(スターツ)組は陳幸同、孫穎莎組(中国)に勝ち、初優勝した。

 早田、伊藤組が、ともに得意のダブルスにまた一つ新たなタイトルを加えた。昨年は準優勝。相手こそ違うが昨年も相手は中国ペアで、前回の雪辱を果たした。早田は「今年は絶対優勝しようと、ここまでやってきた。優勝できてよかった」と喜んだ。

 第3ゲーム、10-10のジュースで、伊藤のレシーブ、サーブからの連続得点で試合を締めた。今大会3種目出場の伊藤は他2種目で14日までに敗退し、15日は練習と休養に充てた。躍動したパートナーに早田は「美誠にすごく助けられた」と脱帽だった。

 センスの塊でシングルスでも大活躍する伊藤を、同い年の早田が追い掛けながらコンビとしての絆を強めてきた。だが、伊藤の方も早田の存在を励みにしている。「一人一人が成長し、ダブルスを組んでさらにレベルアップした」と感謝した。2連覇を狙う来年1月の全日本選手権が凱旋試合。伊藤は「まだまだもっと上を目指す。世界チャンピオンを目指してやっていきたい」と満面の笑みを浮かべた。

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