都内にスピードクライミングの壁 トップ選手の野中が民間資金集め

 2020年東京五輪で試採用されるスポーツクライミングの女子でトップ選手の野中生萌(TEAM au)が、クラウドファンディングで民間から資金を集めて完成させたスピード種目の壁が17日、東京都豊島区の立教大キャンパスでお披露目された。野中は「多くの方に支援を頂いて、こういう環境をつくれたのは恵まれていると感じた」と感謝を口にした。

 スピードは高さ15メートルの壁を登るタイムを競う。五輪ではスピードを含めた複合種目で争われるが、日本ではスピードのなじみが薄く、都心部に練習拠点がなかった。

 目標の250万円を大きく超える約470万円の資金が集まった。

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