平昌五輪代表の坂本花織、ほぼ完ぺきSP75・65点に「うおぅ」重圧もあった

華麗な演技で観客を魅了する坂本花織=東和薬品ラクタブドーム(撮影・北村雅宏)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪代表の坂本花織(18)=シスメックス=はISU非公認大会ながら自己ベストを更新する75・65点を記録した。

 冒頭の3回転フリップ-3回転トーループ、続く2回転アクセル、後半の3回転も美しく着氷した。演技終了後は客席から大きな歓声が沸き上がった。技術点は40点超えの41・08点という高い水準で、キスアンドクライでは予想以上の得点だったのか、「うおぅ」と驚きの声をあげていた。

 取材に「得点はすごくビックリした」と率直な思いを明かした。「慎重にいったので、いつも通り思い切りはできなかった。五輪に出た選手として、ちゃんとした演技を見せないと、という若干、プレッシャーはあった」と重圧との戦いを振り返った。

 同じシスメックス所属の三原舞依が直前でいい演技で72・88点を記録していた。「一昨年もこういう場面があって、その時はすごいなっていう気持ちに負けていい演技ができなかった。今回は自分も負けてられない、と強い気持ちで挑めた」とエネルギーに変えた。

 フリーへ向けても「直前までブラッシュアップしてきたので、その成果を出したい」と力強かった。

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