川井友香子が階級違いで2年連続日本一、姉・梨紗子に「バトンパス」

 「レスリング・全日本選手権」(21日、駒沢体育館)

 19年世界選手権代表選考会を兼ねて9階級の決勝が行われ、男子フリースタイル86キロ級は、階級を上げた高谷惣亮(ALSOK)が、白井勝太(日大大学院)に2分43秒でフォール勝ちし、他階級を合わせて8年連続8度目の優勝を果たした。男子グレコローマンスタイル130キロ級は園田新(ALSOK)が5連覇。女子62キロ級は、世界選手権銀メダルの川井友香子(至学館大)が2連覇した。

 川井友は、昨年の59キロ級に続き“2年連続”の日本一に輝いた。序盤に得たリードを守り切り「気持ちがブレず勝ててよかった」と胸をなで下ろした。22日の57キロ級では、リオ五輪女王の姉・梨紗子が五輪4連覇の伊調と激突する。姉妹での東京五輪出場を目指す21歳は「勝って梨紗子にバトンパスできてよかった。やることをやれば結果は出てくるはず」と姉のサポートに全力を注ぐ。

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