高橋大輔、挑む最長ブランクV 公式練習で4回転4度!フリー勝負手に!?

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、東和薬品ラクタブドーム)

 5年ぶりの出場となる高橋大輔(32)=関大KFSC=ら男子は、22日のショートプログラム(SP)を前に公式練習を行った。4回転トーループをフリーで入れる可能性を示唆している高橋は、4度4回転を跳び、1本をクリーンに着氷。復帰後初の4回転を決めれば、男女通じて史上最長ブランクとなる7年ぶりの優勝も見えてくる。

 5年ぶりの大舞台を前に、高橋が入念に確認したのはやはり4回転。2週間前にようやく成功したトーループを、フリーで取り入れるか否かについては、20日の公式練習後に「(演技開始の)ポジションについて、ギリギリに決めたい」と語っていた。

 「引退前より4回転はうまくなっている。いけるなという感覚はある」と自任しているが、今夏に復帰を決めてからの調整時間の短さから、成否にばらつきがあることは否めない。SPを前日に控えたこの日の練習でも、30分間の練習時間の終盤まで2回転、3回転で入念に踏みきりを確認。その後4回転を4度跳び、転倒や手をつく着氷の中で最後の1回はきれいに着氷した。

 国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、優勝した西日本選手権の244・67点は、今大会の出場選手の今季成績で宇野昌磨に続く2番目。4回転が決まれば、表彰台や、その頂点も視野に入る。

 高橋が最後に優勝したのは2011年。7年ぶりの優勝を果たせば、戦時中の中止時期をのぞき、男女通じて最長ブランクを乗り越える。また、過去5度の優勝のうち、直近3度は今回と同会場(当時の呼称は「なみはやドーム」)とリンクとの相性は抜群。32歳の挑戦を好条件が後押ししている。

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