「レスリング・全日本選手権」（２２日、駒沢体育館）

　女子５７キロ級の１次リーグＢ組は、五輪４連覇の伊調馨（３４）＝ＡＬＳＯＫ＝と、リオデジャネイロ五輪６３キロ級金メダルの川井梨紗子（２４）＝ジャパンビバレッジ＝が準決勝に進出した。

　初戦は、川井梨が２－１で伊調に勝利。伊調が日本選手に敗れるのは１７年ぶりとなった。

　伊調は２試合目で南條早映（至学館大）に６－２で勝利し、１勝１敗の２位で１次リーグを突破。川井梨も南條に２－０で勝利し、２勝０敗で１位突破した。

　この後行われる準決勝では、伊調はＡ組１位の花井瑛絵（至学館大）と当たり、川井梨はＡ組２位の沢葉菜子（至学館大）と対戦する。

　この階級は第１シードの坂上嘉津季（ＡＬＳＯＫ）が膝のけがで欠場することが決まり、エントリー人数が８人から７人に減ったため、世界連盟の規定により２組に分かれての１次リーグ戦が行われることになった。

　伊調と川井梨が順当に勝ち上がれば、２３日に行われる決勝で再び激突する。