本田真凜ジャンプでミス「もう少し時間必要」フリー111・48点、合計15位

 ジャンプの着氷に失敗する本田真凜
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子フリーが行われ、SPで18位と出遅れた本田真凜(JAL)はフリー111・48点(15位)、合計164・23点で15位だった。ジャンプでミスが続いて出た。技術点は48・70点、演技構成点は62・78点だった。

 2つ目の要素、3回転フリップ-3回転トーループの予定が、後半が2回転になった。続く3回転サルコーも2回転に。また後半の3連続ジャンプは最初の2回転アクセルが1回転になり、1回転アクセル-3回転トーループの2連続となってしまった。

 単独予定の3回転ループに2回転トーループをつけやや挽回したものの、3回転フリップからの連続ジャンプは体勢を崩して単独に。目指していた演技には及ばない内容となった。

 ここまでのシーズンを、「うーん…。今季はなかなか上手く演技できなかったんですけど、どういうふうに試合に持っていけばいいかとか、自分の中で変わった部分が徐々に、ちょっとずつできてきていると感じている」と振り返った。「もう少し時間が必要と感じてる。点数はつけられないけど、去年よりスケートを楽しむことができていると思う」とも語った。

 今季は春からロサンゼルスに拠点を移し、再スタートを切った。前向きに競技に取り組めてはいるが、現実問題として、プログラムは完成にはほど遠く「何位、何点という試合での目標を決められる状態ではなかった」とも告白。「来季は目標を決められるようにしたい。一日一日、スケートと向き合っていきたい」と決意を新たにした。

 「去年は『スケートきついな』って思うこともあったけど、今年はスケートとしっかり向き合えている。こういうふうに一度リセットしてやり直す必要を感じて、自分で決めた道」と語った真凜。妹の望結からは「逃げ道の先には行き止まりしかない」と激励されているというが、「その言葉を信じて、逃げずに頑張りたい」と前を向いた。

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