柔道男子と格闘家・高阪氏が異色コラボ 異種格闘技の動きを体験

 柔道日本男子が23日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでの強化合宿を報道陣に公開。柔道経験者で総合格闘家の高阪剛氏を講師に招き、打撃やタックル、関節技など異種格闘技の動きを体験した。

 終盤には66キロ級で世界選手権2連覇中の阿部一二三(日体大)、リオデジャネイロ五輪90キロ級覇者のベイカー茉秋(日本中央競馬会)が高阪氏とのスパーリングに挑み、大いに盛り上がった。同氏は「いつもと違う動きをすると気付きもある。柔道に転化してほしい」と助言した。

 日本男子の井上康生監督は以前から他競技を練習に導入しており、今後も積極的に学ぶ考えだ。「いろいろな世界のぎりぎりの場面で出る技術が、柔道でも生きる」と効果に期待した。

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