世羅女子 3大会ぶりVならず無念17位
「全国高校駅伝・女子」(23日、西京極陸上競技場発着、5区間21・0975キロ)
30回目と節目の大会となった女子の世羅(広島)は、1時間9分52秒で17位に終わった。神村学園(鹿児島)が最終5区(5キロ)で逆転し、1時間7分25秒で初優勝した。
笑顔の花は咲かなかった。3大会ぶりの頂点を狙ったレースは、まさかの17位でフィニッシュ。アンカーを務めた平村古都(3年)は「優勝を諦めずに走ろうと、きのうのミーティングで話をした。みんな力はついていたんだけど…」と声をつまらせた。
1区の相原美咲(3年)が21位と出遅れ、2区以降も順位を上げられなかった。前日にアンカーとして起用する予定だったテレシア・ムッソーニが故障のためエントリーを回避。全国トップ級の実力を持つ大黒柱を失ったことで芽生えた動揺が、大きく影響した。
「テレシアが走れなかった時点で厳しいと思っていた。ただ2年連続で主力を走らせられなかったのは監督の問題。失格です」。岩本監督は終始、厳しい表情でレースを振り返った。