高橋大輔復活Vへあるぞ4回転 世界選手権代表選考の可能性も
「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、東和薬品ラクタブドーム)
男子ショートプログラム(SP)2位でスタートした高橋大輔(32)=関大KFSC=が24日のフリーを前に公式練習を行い、4回転トーループに3度挑んで2本成功。フリーで入れる可能性が高まった。また、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は、選考対象となる3位以内という前提を満たした上で「条件付きで代表に選ぶ可能性がある」とし、3月の世界選手権(埼玉)への出場条件を高橋側に示していると明かした。
高橋が今大会で3位以内に入れば、他の選手との総合的な判断で代表3枠に選出される可能性がある。ただ「ミニマムスコア」と呼ばれる最低技術点を世界選手権のエントリー締め切りの21日前までに取得しなければならず、国際大会への出場が必要となる。
対象となるのは、バーバリアンオープン(2月5日開幕、ドイツ)とチャレンジカップ(2月21日開幕、オランダ)の2試合で、高橋はどちらかへの出場が不可欠。全日本選手権を目指してきた5年ぶりの復帰ロードはさらに過密になる。