高梨沙羅が報道陣に手渡しクリスマスプレゼント「もらっていただけますか?」
ノルディックスキー・ジャンプ女子で平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(22)=クラレ=が24日、W杯で遠征していた欧州から羽田空港に帰国した。18年を振り返り、「最大の目標である平昌五輪でたくさんの方のおかげで銅メダルを獲れた。長年の夢が1つかなったかなと思うが、目指していた金メダルには届かなかったので、また次の4年を頑張ろうとモチベーションを高めてくれた1年だった」と総括した。
年末年始は地元札幌で過ごし、年明けは雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会(1月5日、札幌)で始動して、W杯・札幌大会(来年1月12、13日)に出場する。平昌五輪後は一からジャンプの改善に取り組んでいるだけに、来年に向けては「今年1年いろんなことに挑戦しているので、それが少しでも実ってくれたらいい」と抱負を語った。
この日はクリスマス・イブ。自身がプレゼントとして欲しいものを聞かれると、「パッとは思いつかないが、なかなか(日本に)帰ってきても家族と会う時間がないので、家族と一緒に過ごす時間がほしい」と話した。
取材が終わると、今度は高梨の方から集まった約20人の報道陣に対して「もらっていただけますか?」と、遠征先で購入したチョコレートを1人1人に手渡しでプレゼントして回り、「いいクリスマスをお迎えください」と周囲を和ませた。