横綱稀勢の里が初場所へ向けて稽古を再開 田子ノ浦親方「膝は大丈夫」
「大相撲初場所」(来年1月13日初日、両国国技館)
右膝負傷で先場所を途中休場し初場所に進退の懸かる横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が26日、都内の部屋で相撲を取る稽古を1カ月半ぶりに再開した。稽古は非公開で行われ、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)によれば部屋の三段目力士を相手に20番近く取ったことを明かした。
先場所は横綱として87年ぶり初日から4連敗を喫し、5日目から途中休場。それ以降、治療、リハビリ、患部の強化に専念してきたが再起へ向け、一歩段階を上がった。
稽古を見守った親方は「相手の動きに付いて行っているし体はだいぶ良くなった。膝も大丈夫。(出場へ向け)そのつもりで調整してやっている」と、まずは順調な口ぶり。
稀勢の里はこの日、東京・両国国技館で力士会に出席後、赤ちゃん抱っこイベントに参加。号泣する赤ちゃんをあやすなどつかの間のリラックスモードで「かわいかった」と頬を緩めた。