和歌山工 惜敗で定兼主将号泣 昨年死去の前監督へ勝利届けられず…
「全国高校ラグビー・1回戦、岡谷工13-7和歌山工」(27日、花園ラグビー場)
和歌山工(和歌山)の3大会ぶり勝利はならなかった。前半3分、相手キックのチャージからSO佐東孝晟(2年)がトライ、ゴールも決まっての好発進だったが、そこから決め手を欠いた。
前半のうちに2トライでの逆転を許す一方、好機を生かせないまま終了間際、PGでさらに3点を奪われ、万事休した。
HO定兼蒼真主将(3年)は号泣。昨年9月に亡くなった浜口博行前監督に「大変お世話になって『熱く、激しく』という教えをいただいていたんですが」と、結果を出せなかった悔しさに、涙が止まらなかった。
岡谷工(長野)・勝野大監督は「相手の支配に屈しなかった」と選手をたたえ、次の天理戦に向け「日本一、練習しているチーム。私も憧れるチームに、チャレンジです」と前を向いた。