奥原希望、来年からプロ転向「東京五輪に全て注ぎたい」太陽ホールディングスと契約

 リオデジャネイロ五輪バドミントン女子シングルス銅メダルの奥原希望(23)が27日、都内で会見を行い、来年1月からプロ選手として活動することを発表した。13年4月から所属していた日本ユニシスを今月限りで退社。化学メーカーの太陽ホールディングスがスポンサーとなり、契約は19年1月から20年末まで。

 奥原は「リオ五輪が終わって東京五輪に向けて考えたときに、海外の試合に専念することはできないかと考えた」と説明。従来は年間250日の代表活動以外に、団体戦のS/Jリーグへの出場などで、練習や休養に十分な時間をあてることができなかった。

 度重なる膝のケガなど故障がちの奥原にとって、プロになって個人活動に専念することは死活問題だった。「今年1年やってみて、休養や練習の時間を取れず、コンディションを整えることで精いっぱい」と実情を明かし、「全てを東京五輪に注ぎたい、懸けたいという思いの中で、東京五輪に向けてどうしたら最善の準備をできるかという答えがプロ転向だった」と、時折涙を浮かべながら決意を語った。

 奥原は11年全日本総合選手権を史上最年少となる16歳で制覇。左膝の手術などを経て16年リオ五輪に初出場し、シングルスでは日本勢初となる銅メダルを獲得した。17年は世界選手権で金メダルを獲得。現在世界ランクは日本勢最高の2位につけており、東京五輪でも活躍が期待されている。

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