前回準Vの大阪桐蔭 14トライ86得点で大勝!綾部監督は及第点
「全国高校ラグビー・2回戦、大阪桐蔭86-7土佐塾」(30日、花園ラグビー場)
シード校が登場して2回戦16試合が行われ、前回大会準優勝でAシードの大阪桐蔭(大阪第1)は土佐塾(高知)に86-7で大勝した。Bシードの報徳学園(兵庫)は大阪朝鮮高(大阪第2)を50-29で下し、3回戦に進出。Aシードの桐蔭学園(神奈川)、Bシードの常翔学園(大阪第3)、ノーシードの京都成章(京都)も勝ち上がったが、79大会ぶり出場の早実(東京第1)は姿を消した。
前回準Vの名に恥じない内容で、大阪桐蔭が白星発進を決めた。前半から立て続けにトライを奪って主導権を握り、53-0で前半を折り返す。後半は9分までに選手を6人入れ替えながら、危なげない試合運びで圧倒した。
もっとも、綾部正史監督(43)は「自分たちの形が出た時間もあった」と及第点の評価を与えつつ「入れ替えた選手が、もう少し頑張ってほしい」と、リザーブ陣の発奮を促した。
1年生から試合に出場しているFL奥井章仁(2年)は「自分も中心選手、という強い気持ちを持っているので」と、戴冠を見据える。昨年逃した頂点を視界に捉え、西の横綱が悲願達成へと突き進んでいく。