開始直後に転倒の大東大 執念のタスキリレー 先頭と8分40秒差
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「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)
スタート直後にアクシデントに見舞われた大東大は、先頭の東洋大と8分40秒差でタスキをつないだ。
大東大の1区新井康平(4年)は、スタートから数百メートルの地点で周囲の選手と接触し、転倒。路面に強く体を打ち付けた。転倒直後は先頭集団の最後方についたが、7キロ付近からやや遅れ始めた。苦悶(くもん)の表情を浮かべながら鶴見中継所に姿を見せた新井は、最後は倒れ込むように2区川澄克弥(3年)にタスキを渡した。負傷の後の約21キロを足を痛めた状態で走り続ける、執念のタスキリレーだった。
第95回箱根駅伝は、史上3校目の総合5連覇を狙う青学大など関東の22校とオープン参加の関東学生連合を加えた23チームが参加し、午前8時にスタートした。