内村航平 3日に30歳「いってしまった」も…練習公開で衰えは「感じてない」

 2019年初練習を公開した内村航平=味の素ナショナルトレーニングセンター
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 体操男子の内村航平(29)=リンガーハット=が2日、都内で2019年初練習を公開した。あん馬、平行棒、鉄棒、つり輪をじっくりと確認。約1時間汗を流した。

 昨年の世界選手権前に負った右足首の怪我も「泣く寸前までリハビリをやった」おかげで順調に回復。今年の目標を「まずは絶対怪我をしないこと。怪我のリスクのある技は回避して、世界選手権でミスのない演技をしたい。それでも代表に入れる自信はある大事なのは2020年なので」とし、今年の漢字1字に「安」を選んだ。「安全、安心の安。安っぽい演技にはしたくない。安全に素晴らしい演技で、皆さんに安心してもらえるようにしたい」と、意気込みを語った。

 明日3日で30歳の誕生日を迎える。「30歳までやるとは思ってなかった。やっても27歳ぐらいまでかなと。19歳で代表に入って、ここまでまったく想像してなかった。常に今を全力でやってきた結果かな」と、感慨。アスリートとして節目の年齢に「今日の23時59分まで20代を楽しんでやりたい。なんていうか20代との決別というか。なんか嫌ですね。いってしまったなって感じがする。3という数字は好きなんですけど」と苦笑いしつつも「(年齢の壁を越えたという)自信は持ててる。たぶん明日30歳になっても感じない」と、パフォーマンスには自信をみせた。

 今季、2年連続故障の原因となっている跳馬では、足首への負担の少ない前向き着地となる技で、リオ五輪で使用した超大技リ・シャオペンよりも、半分ひねりが少ない「ロンダートからひねり前転跳び前方伸身宙返り2回ひねり」に挑戦する意向を示した。「東京五輪ではリ・シャオペンをやりたいので。そこに向けてやっていきたい」と、見据えた。

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