青学大往路6位“過去最高”軍団が…「監督の腕の見せ所」区間で痛恨ブレーキ

 「箱根駅伝 往路」(2日・大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 総合5連覇を目指す青学大は、トップと5分30秒差の5時間32分1秒で6位となり、復路での逆転が厳しい状況となった。東洋大が5時間26分31秒で2年連続の往路優勝を果たし、東海大学が2位につけた。

 史上初となる2度目の3冠達成へ、崖っぷちに追い込まれた。原晋監督(51)が胸を張っていた「過去最高」軍団が、往路でまさかの出遅れ。レース後、指揮官は「何が起こるか分からんね…この駅伝は」と、うなだれた。

 青写真通りに進んでいた展開は、突如として瓦解した。青学大は1、2区で首位東洋大に引き離されたが、3区で起用されたエース森田歩希(4年)が区間賞の走りで一気に首位を奪還。往路優勝はほぼ間違いないかと思われた。

 しかし、事態は暗転。4区に起用した箱根初出場の岩見秀哉(2年)が、低体温症を発症し、区間15位と失速し、3位に後退。実は箱根駅伝前、指揮官が頭を悩ませている区間について「4、8、9区」としていた。迷いの理由は「初めてなんですよ。補欠の子を含めて、エントリーの16人全員が本戦に入れる状態」というポジティブなものだったが、「監督の腕の見せどころ」と話していたキーポイントの区間で、思いきった箱根未経験者の起用が裏目に出た。

 誤算は続き、「今年の山の神になる」と自信を持って送り出した5区の竹石尚人(3年)も苦戦し、本来の走りを発揮できずに区間13位に沈んだ。

 往路を終えて、トップとは5分30秒差。目標の3冠アンド5連覇には黄信号がともった。「5分30秒は簡単に返せるタイムじゃない。返せると言ったらほら吹きになる」と弱気モードで語りつつ、「逆転したらかっこいい。そこを目指す」と、前を向いた。

 今年のチームを「5000メートル、1万メートル、ハーフマラソンに夏合宿の消化率。そして箱根の経験値。トータルで考えれば、過去最高」と話してきた原監督。選手たちを信じ、平成最後の箱根駅伝で奇跡の大逆転を起こす。

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