流経大柏、怒涛の逆転劇で初の4強!PG狙わずラインアウト選択が功を奏す

 「全国高校ラグビー・準々決勝、流通経大柏19-14常翔学園」(3日、花園ラグビー場)

 流経大柏が大逆転勝利で、26度目の出場で初の4強入り。「歴史をぶっ壊す」と掲げた目標を一つクリアした。相(あい)亮太監督(37)が「45分間は我慢しなさい」と話していた通り、0-14の後半17分にターンオーバーからのトライで反撃開始。同22、26分にはともに5メートルの距離でPGを狙わずラインアウトを選択し2トライで逆転した。

 フッカー作田駿介(2年)の逆転トライはモールを押し込んで決めたもの。PGを指示しかけたという相監督は「勝負したがっていた」と判断を任せた。主将のプロップ葛西拓斗(3年)は「モールに自信があった。現場の判断は自分たちの仕事」と胸を張る。準決勝の大阪桐蔭戦でも「フィジカル勝負の中で一つ一つ判断する」と力強く語っていた。

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