大坂なおみ平常心、錦織圭は絶好調“日本初”の男女同時優勝へ…いざ準決戦
今季のツアー開幕戦、テニスのブリスベン国際で女子の大坂なおみ(21)と男子の錦織圭(29)=ともに日清食品=がシングルスで4強入りを果たし、5日の準決勝に臨む。日本勢初の同一週の男女同時優勝に挑む2人は4日、オーストラリアのブリスベンの試合会場で調整した。
大坂は昨年の全米オープン制覇も「重荷にはしたくない」と平常心を強調。約1時間弱の練習ではサーシャ・バイン・コーチと男性の練習パートナーを反対側のコートに立たせて打ち合い、ショットを確認した。準決勝で戦うレシア・ツレンコ(ウクライナ)は昨年の全米で倒した相手だが「自分のテニスに集中したい」と気を引き締める。
昨年の大会は右手首負傷による長期離脱中で欠場した錦織は絶好調だ。初戦の2回戦、準々決勝ともストレート勝ちで隙を見せていない。日本のエースは2016年2月以来のツアー優勝を目指す。準決勝で対戦するジェレミー・シャルディー(フランス)には5連勝中と相性が良く「リターンを再確認したい」と話していた通り、練習では相手サーブを正確に打ち分けることに腐心した。
大坂と錦織は昨年5月のマドリード・オープン(スペイン)の際に会食し、親交を深めた。昨年の全米では四大大会で男女そろってベスト4入りの快挙を成し遂げた2人が、再び「日本初」を達成できるか。