桐蔭学園・藤原監督 東福岡に初勝利「やっと勝てた」因縁の相手に5度目の正直
「全国高校ラグビー・準決勝、桐蔭学園46-38東福岡」(5日、花園ラグビー場)
Aシード対決を桐蔭学園が制し、3大会ぶりに決勝に進んだ。前半は24-17とリードして折り返したが、後半に東福岡に2トライで逆転を許した。しかし、トライやPGで再逆転し、6度目の決勝進出を決めた。
花園で3敗1分けと未勝利の東福岡とは、8大会前の両校優勝など深い因縁がある。「やっと勝てたという感じ」という藤原秀之監督(49)は「(桐蔭学園は)クラブだけでなく(卒業後も)ずっとファミリーとしてつながっている。その共通認識がある」とフィフティーンがOBの思いを背負って戦ったことを強調。全員でつかんだ勝利をかみしめた。
5度目の正直の次に目指すのは初の単独優勝だ。主将のSH小西泰聖(3年)は「僕らで歴史をつくろうと言っている」と力強く気勢を上げた。