錦織圭2年11カ月ぶりV、決勝9連敗苦闘のあゆみ ジョコ、ナダルが2度ずつ壁

テニスのブリスベン国際の男子シングルスで優勝し、トロフィーを掲げる錦織圭=6日、ブリスベン(ロイター=共同)
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 「テニス・ブリスベン国際」(6日、ブリスベン)

 男子シングルス決勝が行われ、今季初戦にあたる錦織圭(29)=日清食品、世界ランク9位=はダニール・メドベージェフ(22)=ロシア、同16位=を6-4、3-6、6-2で退け、同大会初優勝を果たした。2年11カ月ぶりのツアー優勝で、決勝での連敗を「9」で止めた。この間、決勝に進出した大会と対戦相手、結果を振り返る。

◆2016年 4回◆

 【マスターズ1000・マイアミ大会(3月23日開幕)】3-6、3-6ノバク・ジョコビッチ

 【ATP500・バルセロナオープン(4月18日開幕)】4-6、5-7ラファエル・ナダル

 【マスターズ1000・ロジャーズカップ(カナダ・7月25日開幕)】3-6、5-7ノバク・ジョコビッチ

 【ATP500・スイス・インドア・バーゼル(10月24日開幕)】1-6、6-7マリン・チリッチ

◆2017年 2回◆

 【ATP250・ブリスベン国際(1月1日開幕)】2-6、6-2、3-6グリゴル・ディミトロフ

 【ATP250・アルゼンチンオープン(2月13日開幕)】6-7、4-6アレクサンドル・ドルゴポロフ

◆2018年 3回◆

 【マスターズ1000・モンテカルロ大会(4月15日開幕)】3-6、2-6ラファエル・ナダル

 【ATP500・楽天ジャパン・オープン(10月1日開幕)】2-6、4-6ダニール・メドベージェフ

 【ATP500・エルステバンクオープン(ウィーン・10月22日開幕)】3-6、6-7ケビン・アンダーソン

 9度の準優勝のうち、ジョコビッチとナダルという世界1位経験者が2度、壁になって立ちはだかっている。また、フルセットまでいった試合も17年のブリスベン国際しかなく、流れに乗れないまま負けているケースが多かった。

 今回は昨年10月の楽天ジャパンオープン決勝で敗れていたメドベージェフが相手だったが、第1セットをものにし、第2セットを奪われてからの第3セットを先にブレークしていくことで勝ち切った。

 ブリスベン国際は全豪オープン(14日開幕、メルボルン)と同じオーストラリアで開催されるため、弾みとなる白星になった。

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