琴奨菊、稀勢の里との稽古で闘志に火「自分も負けたくない」

 「大相撲初場所」(13日初日、両国国技館)

 右膝負傷で先場所を途中休場し初場所に進退が懸かる横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が6日、都内の部屋で出稽古に来た同じ02年入門の幕内琴奨菊(34)=佐渡ケ嶽、十両豊ノ島(35)=時津風=と申し合いを行った。

 琴奨菊は二所ノ関一門で大関同士の頃、稀勢の里としのぎを削った。初場所は再び対戦する番付まで回復。「今年1年飛躍するため、何かを感じるために来た。もう1回(本場所で)当たれるように。自分も負けたくない気持ち」と闘魂に火が付いた。豊ノ島は先場所、2年ぶりに十両復帰し目標は再入幕。「(稽古するのは)めちゃくちゃ久しぶりだな、と横綱とも話した。肌を合わせてやったことが刺激になった」と充実感を漂わせた。

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