体操・田中佑典は今年30歳…東京五輪で内村と「おっさんジャパン」結成に意欲
体操のリオデジャネイロ五輪団体金メダルメンバーの田中佑典(29)、山室光史(29)、加藤凌平(25)を擁するコナミが7日、埼玉県草加市内の体育館で全体始動練習を公開した。
昨年、世界選手権代表に入りながらも、右肩痛に苦しんだ田中は「2019年は20年に向けての最終調整、仕上げの1年。年齢は言い訳にしたくない。現役は20年まで。やれることをすべてやり尽くしたい」と20年東京五輪での引退を明言し、危機感を隠さなかった。
日本男子は今年大学を卒業する白井健三(日体大)、萱和磨(順大)ら“白井世代”を中心に若手が台頭。内村航平を除くベテラン勢は厳しい状況に追い込まれている。田中と同じく今年30歳の内村は「年齢の壁は去年で超えた」と話している。田中は「リスペクトですね。僕の場合はまだ超えたとはいえない。少なからず体の変化は感じてる」と話しつつ「まだまだ航平さんと一緒に体操をやっていきたい」と、代表入りへ闘志を燃やした。
東京五輪の団体代表枠は4。30歳を超える2人が入れば異例だ。田中は「おっさんジャパンですね」と笑いながら「若手の成長に期待しつつ、自分の限界に挑戦したい」と、世代交代に抗う覚悟を示した。