阿部詩19年目標は成長の“成” ヒクソンと激闘!中井氏の寝技講習で手応え

柔道女子代表に柔術の講習を行う中井祐樹氏(左)とスパーリングで手を合わせた阿部詩
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 柔道女子52キロ級で世界選手権覇者の阿部詩(18)=兵庫・夙川学院高=が8日、都内で行われた女子日本代表の強化合宿に参加した。東京五輪前年となった19年の目標に「成長の『成』」と漢字一字を挙げ「大学(日体大)にも進学するので、人間的にも柔道でも成長したい」と誓った。

 この日はブラジリアン柔術の第一人者、中井祐樹氏を講師に招き、約3時間半、寝技の講習を受けた。今回が3回目で、国際大会で海外選手が繰り出す絞め技や足絡みへの対処法を実践的に学んだ。

 阿部は初めて中井氏とスパーリングも行い、“400戦無敗の男”ヒクソン・グレイシーとも激闘を繰り広げた同氏の寝技を体感。「(体が柔らかく)軟体動物のようだった。どこからでも(一本を)取られそうな恐怖感があった」。かつては寝技が苦手だったが、「今はだいぶ使えるようになってきた」と手応えを示した。

 昨年の世界選手権で優勝し、11月のグランドスラム大阪も制したため、今夏の世界選手権(東京)代表に既に内定している。選考大会には出場せず、3月の国際大会を経て本番に臨むプランもあり、「世界選手権で2連覇できるようにしっかり準備していきたい」と気合を入れた。

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