大鵬孫・納谷完勝スタート 目標の十両入りへ「気を引き締めて」
「大相撲初場所・初日」(13日、両国国技館)
元横綱大鵬の孫で西幕下60枚目の納谷(18)=大嶽=が新年白星発進を決めた。東幕下60枚目の碧海浜(24)=出羽海=を突き放すと、休まず前に出て土俵の外へ追いやった。
完勝にも、「立ち合いで遅れたので相撲的には全然」と、自己採点は厳しめ。先月は数年ぶりに発熱したというものの、年明けから体調は上向きで、「けいこも結構できて、焦らず、余裕を持ちすぎずという感じで」と、手応えを感じている。
昨年秋場所で幕下に初昇進したが、自身初の負け越しとなり即陥落。1場所で復帰し、「最初の幕下の時はまだ大丈夫だろうと思っていたんですけど、みなさん強いので、気を引き締めて」と経験を生かすつもりだ。
新年の目標を問われ、「入った時から2年で十両に上がるのが目標だった。無理だとしても、そういう気持ちで頑張っていきます」と目を輝かせた。