「バドミントン・マレーシア・マスターズ」（１５日開幕、クアラルンプール）

　バドミントン女子シングルスで世界ランク２位の奥原希望（２３）＝太陽ホールディングス＝が１３日、今年初戦となるマレーシア・マスターズ（１５日開幕）に出場するため成田空港から出発した。昨年末で日本ユニシスを退社し、プロとして始動する１９年の目標として「昨年ビッグタイトルを獲れなかったので大きな大会の結果にこだわりたい」と８月の世界選手権（バーゼル）などに照準を定めた。

　年末年始は長野県の実家で静養。１年間試合に出ずっぱりだった心身の疲れを癒やした。初詣は地元の神社に行ったものの「私はあまりお願い事をしない」と願掛けもおみくじもせず。「まずは昨年ケガなく終われたことに感謝して、今年はこうしますと宣言した」と、プロになっても神頼みではなく“自力”で目標をつかみとることを神前で誓った。

　さい銭だけは投げたものの跳ね返され、さい銭箱には入らなかったといい、「ちょっと嫌な予感がしました」と苦笑い。吉兆もプロ初陣のコートで自力でつかむ。