稀勢の里、次黒星なら歴代ワースト横綱8連敗
「大相撲初場所・初日」(13日、両国国技館)
右膝負傷で先場所を途中休場し今場所に進退を懸ける横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が初日、小結御嶽海(出羽海)に押し出され、いきなり引退崖っぷちに追い込まれた。横綱昇進後の黒星発進は6度目で過去5度はすべて途中休場。“休場率100パーセント”の鬼門にまたものまれた。2日目、3連敗中の幕内逸ノ城に連敗となれば引退は現実味を帯びてくる。
稀勢の里は不戦敗を含めてこれで7連敗となった。
昨年秋場所千秋楽で豪栄道に敗れ、同九州場所は初日から4連敗し、5日目から休場で玉鷲には不戦敗。そして初場所初日は御嶽海に完敗。不戦敗を含めた横綱の7連敗は東富士、輪島、旭富士に並ぶ歴代ワースト4位タイ。8連敗となると、照国、北の富士、貴乃花と並んで歴代ワーストとなる。