稀勢の師匠、引退を否定 3日目の出場問われ「もちろんそのつもり」
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「大相撲初場所・2日目」(14日、両国国技館)
横綱稀勢の里(田子ノ浦)が逸ノ城(湊)に敗れ、初日から2連敗を喫した。不戦敗を含むと先々場所の18年秋場所千秋楽から8連敗で、横綱としては照国、北の富士、貴乃花に並んでワースト1位となった。先場所後に横綱審議委員会から異例の「激励」を受けていたが、今場所も序盤から精彩を欠き進退が問われる状況になってきた。
取組後、稀勢の里は支度部屋から無言で引き揚げた。江戸川区内の部屋に帰ってきた師匠の田子ノ浦親方は3日目・平幕栃煌山戦の出場について問われると「もちろんそのつもり」と引退を否定し、出場の意向を示した。
稀勢の里とは「まだ話し合っていない」とし、「まだ明日もあるので」と日課となっている体のケアを行うと説明。「修正が効くので明日に向けてもう一回体を休めて」と話した。