吉村&石川組が初戦突破「世界王者として全日本制覇を」混合ダブルス
「卓球・全日本選手権」(14日、丸善インテックアリーナ大阪)
混合ダブルスなどが行われ、17年世界選手権金メダルの吉村真晴(名古屋ダイハツ)石川佳純(全農)組が菅原湧輝(明大)梅村優花(中大)組を3-1で下して初戦を突破した。昨年は森薗政崇(岡山リベッツ)伊藤美誠(スターツ)組に破れて同種目の連覇を逃した。石川が「世界王者になってから全日本で優勝していない。自分らしいプレーができれば」と意気込むと、吉村も「2回目の全日本王者になれるように準備はしてきた。常に挑戦者としてやってきた」と頂点をにらんだ。
先月のワールドツアー・グランドファイナル後は、4度の合同練習で調整。この日は第1、2ゲームは接戦となり、第3ゲームは落としたが、「2ゲーム(先取して)から挽回できたのでよかった。守りに入らず自分たちのプレーをしようと攻めの姿勢をしっかり持って戦った」と石川。今季はTリーグ参戦などで試合数をこなしてきたため「去年より対応できている。長丁場になるが、1試合1試合対応していきたい」と言う。
今大会が例年行われてきた東京体育館が2020年東京五輪に向けて改修工事に入っているため、今大会は大阪開催となっている。四天王寺中学、高校出身の石川は「大阪の全日本は初めてでうれしい。いいプレーがしたい」と健闘を誓っていた。