2連敗の稀勢の里「出る」師匠が代弁
「大相撲初場所・3日目」(15日、両国国技館)
進退場所で初日から2連敗を喫した横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が3日目、栃煌山(春日野)戦に出場することを師匠・田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が15日朝、改めて示した。
「(本人と)話はしていない。出る認識でいる。そのために(前夜は)治療に行ったりしている」と、出場意向を代弁した。
逸ノ城に敗れた前日、親方は「本人が何か言ってくれば」と話し、進退は本人の意向に沿って判断する考えを示した。「まだ(進退に関し)話していない」と2日目での引退を否定していた。
復調の兆しが見えない2日間。進退問題も佳境を迎えてきたが、親方は「15日間なかなか出られていない。いろんな意味で引き締めていかないと。前に出ようとうはしている。信じてあげないと。まだまだ自分の相撲を取れると見ている。必死だから」と、巻き返しを信じた。