サンウルブズ坂手、SRで鍛えW杯ポジション取り「さらに成長していければ」
南半球の強豪チームで争うスーパーラグビー(SR)に参戦する日本チームのサンウルブズは18日、千葉県市原市内で練習。フッカー坂手淳史(25)=パナソニック=は、W杯日本大会(9月開幕)でのポジション取りへ、SRで鍛え上げる覚悟を示した。
「常に成長していかないとその場(W杯)には立てない。一日一日成長していきたいと思いますし、ゲームがもうすぐ始まるのでSRでさらに成長していければ」と2019年にかける思いを明かした。
昨秋は故障で不在だったフッカー堀江翔太(32)=パナソニック=に代わって、秋のテストマッチ3戦に先発出場した。「自分の中で自信になります。ニュージーランドやイングランドと試合をして、最後はロシア。(W杯の)初戦で当たるチームとできたのもいい経験だった」と振り返る。
堀江が復帰までに時間を要することが判明。坂手にとってはチャンスでもある。W杯に向けての課題を「日本人相手にはフィジカルで押してくる。しっかり止めたり前に出たりできるようにフィジカルを鍛えていきたい」と挙げる。その上で、「フィジカルもゲームを通して強くなれる部分もありますし、相手との間合いであったり、そういうことが大事になる。練習だけでなくゲームで成長できるのは自分にとってプラス」とSRで強豪を相手に実戦で鍛え上げる思いだ。
「自分にとって勝負の年」と位置づける、W杯イヤー。「全員がライバルで、全員が仲間なのでみんなで上がっていって、日本代表が勝てるようにしたいと思います」。切磋琢磨(せっさたくま)したその先に、W杯先発メンバーの座を狙う。