大坂なおみ、苦しみながらも16強入り 逆転で台湾選手を下す「集中できた」
「テニス・全豪オープン」(19日、メルボルン)
世界ランキング4位の大坂なおみ(日清食品)が、女子シングルス3回戦で同27位の謝淑薇(台湾)を5-7、6-4、6-1の逆転で下して16強入りした。
第1セットは第6ゲームで謝がブレークに成功。直後の第7ゲームで大坂がブレークバックし、さらに第9ゲームをブレークして5-4とした。しかし、第10、第12ゲームをブレークされ、5-7でこのセットを落とした。大坂がセットを失ったのは、今大会初。セットを失った瞬間、右手に持っていたラケットをコートに投げつけ、悔しがった。
第2セットは0-3と苦しい立ち上がりも、1-4で迎えた第6ゲームから連続5ゲームを奪って6-4とすると、ファイナルセットは1ゲームしか失わず、6-1と圧倒した。
2年連続4回戦進出となった大坂は、「試合が終わり勝つことができてとてもうれしい」と笑みをみせると、第2セット途中から本来の力強いプレーで相手を圧倒したことについては、「私のプレーはとくに変わらなかったが集中できた。彼女はとてもいい選手。グランドスラムに少しでも長くいたい」と話していた。
大坂は4回戦では、世界ランキング13位のアナスタシヤ・セバストワ(ラトビア)と同21位の王薔(中国)の勝者と対戦する。
大坂は1回戦で同80位のマグダ・リネッテ(ポーランド)に6-4、6-2で勝ち、2回戦では同78位のタマラ・ジダンシェック(スロベニア)と対戦し、6-2、6-4と、2試合連続ストレート勝ちしていた。