塚原千恵子女子強化本部長が退任 後任は田中光氏
日本体操協会は19日、都内で常務理事会を開催し、塚原千恵子女子強化本部長(71)の退任と、後任としてアトランタ五輪代表の田中光氏(46)の就任を決定した。
塚原千恵子強化本部長は昨年、リオ五輪代表の宮川紗江へのパワハラ騒動で、職務停止となり、昨年の世界選手権では田中氏が暫定監督を務めていた。田中氏はユニバーシアード、ジャカルタ・アジア大会でも監督を務めており、その経験が評価された。
塚原氏のパワハラ騒動については日本体操協会の第三者委員会による調査で認定はされなかったが、不適切な言動はあったとされ、昨年末に塚原強化本部長は退任の意思を表明していた。
任期は今年3月末までだったが、1年半後に迫った東京五輪までの時間を考え、前倒しの交代に踏み切った。