張本氏 引退の稀勢の里に「ご苦労さんあっぱれだ」
野球評論家の張本勲氏(78)が20日、TBS系「サンデーモーニング」の人気コーナー「週刊・御意見番」に出演し、大相撲初場所中の16日に引退を表明し、年寄「荒磯」を襲名した元横綱稀勢の里(32)を「あっぱれ」とねぎらった。
張本氏は「あっぱれあげてよ。ご苦労さんあっぱれだ。ご苦労さん。よく頑張ってくれましたよ」と、稀勢の里に「ご苦労さんあっぱれ」を進呈した。
稀勢の里は横綱として迎えた最初の場所だった2017年の春場所で大胸筋を負傷し、その場所こそ優勝したものの、その後はケガに泣き続けた。
悲運の横綱に、張本氏は「ケガですよ。力士のね、やっぱり宿命なんだね、スポーツ選手の。相手との勝負だけども、ケガとの勝負なんだね、力士は。ものすごく苦しみましたから。だから会見でもね、涙ぐむでしょう。やっぱり走馬灯のように、苦しい時代を思い出すんですよ。みんなスポーツ選手はね、そういう形になりますね。よくやってくれました」と同情しきり。
「これから立派な力士をね、親方として作ってもらいたい。彼なら人間的にとてもいい人ですから、できると思います」と、親方としての育成手腕に期待していた。