白鵬が無敗守り独走状態 1敗は平幕の千代の国だけ 2大関はともに黒星

琴奨菊(下)を突き落としで下す白鵬=両国国技館(撮影・西岡正)
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 「大相撲初場所・9日目」(21日、両国国技館)

 横綱白鵬(宮城野)が琴奨菊(佐渡ケ嶽)を退け、無敗を守った。1敗はこの日に勝ち越しを決めた前頭15枚目の千代の国(九重)だけ。役力士に2敗は両関脇の貴景勝(千賀ノ浦)と玉鷲(片男波)の2人と、独走状態が続いている。

 元大関のベテランの琴奨菊とは62回目の対戦。突き落としを決めて、白鵬の56勝6敗となった。

 低調な上位陣を象徴するのが2大関だ。高安(田子ノ浦)は関脇玉鷲(片男波)に押し倒され、5敗目で黒星が先行した。さらに、大関豪栄道(境川)も隠岐の海(八角)に敗れこちらは3勝6敗となった。

 高安は初日に逸ノ城(湊)に敗れた後、黒星と白星が交互になる展開に。6日目に錦木(伊勢ノ海)、7日目に琴奨菊(佐渡ケ嶽)を退けたものの、8日目から連敗となった。豪栄道は隠岐の海に押し倒された。初日から4連敗。3連勝して持ち直したかと思ったところで再び2連敗と調子が出ない。

 先場所優勝の貴景勝は錦木(伊勢ノ海)を押し出して7勝目。新関脇での勝ち越しまであと1番となった。

 2敗には貴景勝と玉鷲に、この日は敗れた平幕の魁聖(友綱)と矢後(尾車)がつけている。

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