錦織圭、疲労蓄積で練習キャンセル 87年ぶり4強へ!いざジョコビッチ戦
「テニス・全豪オープン」(23日、メルボルン)
23日に行われるテニスの全豪オープン男子シングルス準々決勝で、全豪初の4強入りを狙う世界ランク9位の第8シード、錦織圭(29)=日清食品=は22日、世界1位の第1シード、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦(日本時間午後5時半)に向け、予定していた練習をキャンセルした。23日の女子シングルス準々決勝に臨む世界4位の第4シード、大坂なおみ(21)=日清食品=は、世界7位の第6シード、エリーナ・スビトリナ(ウクライナ)戦(日本時間午前9時)に備え、会場で練習した。
錦織が予定していた会場練習を取り消した。21日のカレノブスタ(スペイン)との4回戦で自己最長の5時間5分を戦い、ここまでの4試合のうち3試合が最終セットまでもつれ込んだ。疲労の色を隠せず、この日は休養に充てたとみられる。
男子シングルスの日本勢で1932年大会ベスト4の佐藤次郎以来87年ぶりの4強入りへ、準々決勝では天敵に挑む。相手は、対戦成績で14連敗中と圧倒的に分が悪いジョコビッチ。体の状態を戻せるかが鍵を握る。
ジョコビッチには、準優勝した14年全米オープンの準決勝以降勝てていない。鉄壁の守備を誇る世界ランク1位との大一番に向け「長いラリーに必ずなる。体をしっかりリカバリーさせたい」と語っていた。
四大大会3連勝を狙うジョコビッチは計2セットしか失わずに勝ち上がった。4回戦後に錦織について「マラソンマッチを制したことを祝福したい」と余裕の笑みを見せていた。日本のエースは最大のヤマ場を乗り越えられるか。