白鵬がまさかの黒星!御嶽海が止める 横綱が再出場力士に敗れるのは67年ぶり
「大相撲初場所・11日目」(23日、両国国技館)
横綱白鵬(宮城野)が小結御嶽海(出羽海)に敗れ、初黒星。連勝は10で止まった。
まさかの黒星だ。立ち合い、途中休場から復帰した御嶽海に押し込まれると、まわしを取れず、あっさり土俵外へ。痛々しく左足を引きずる御嶽海に不覚を取った。
途中休場して再出場した力士が横綱に勝つのは52年の春場所、横綱東富士が横綱千代の山に勝利して以来、67年ぶり。横綱以外では小結の備州山が51年に横綱千代の山に勝利して以来、68年ぶりの珍事となった。
横綱を追う関脇玉鷲(片男波)は、前頭四枚目琴奨菊(佐渡ケ嶽)と対戦。押し出しで勝ち、ただひとり2敗を守った。
10日目まで2敗だった前頭十五枚目の千代の国(九重)は左膝を負傷し、休場した。
3敗は関脇貴景勝(千賀ノ浦)、同八枚目魁聖(友綱)、同九枚目遠藤(追手風)となった。
12日目は優勝を争う白鵬と玉鷲が直接対決する。