苦戦続く高梨沙羅がW杯遠征へ「申し訳ない結果」に葛藤も「新しいレベルに行くため」

 スキージャンプ女子の平昌五輪銅メダリスト、高梨沙羅(22)=クラレ=が23日、W杯遠征に向けた渡欧を前に、羽田空港で取材に応じた。

 今季はここまで未勝利と苦しい状況が続いている。札幌、蔵王と続いた4連戦では11位、8位、2位、6位で表彰台は1度だけだった。ただ、今季からアプローチの仕方を小学5年生以来、大きく変更している中で、蔵王で光明も見えたという。「見えたものがあった。まだぎこちなくて、自分のものにできていないので、しっかりとものにしたい」と、前向きに話した。

 4年後の北京五輪での金メダルを目標に掲げ「ゼロから仕切り直して組み立てていく気持ちでいる」と、話して迎えた今季。試行錯誤を繰り返し、W杯通算勝利数は昨季史上最多記録を更新した55勝で止まったまま。「応援してくれる方たちには申し訳ない結果しか残せてない」と葛藤を抱えつつも「新しいレベルに行くために、自分のジャンプを見つけないといけない。その中でいい結果がついてくれば」と、今季はあえて、もがき続ける覚悟を示した。

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