豪風が引退会見「充実した素晴らしい時間過ごせた」 引退相撲は来年2・1
22日に現役を引退した元関脇豪風の押尾川親方(39)=本名成田旭、尾車=が23日、都内で会見し、「自分の(小さな)体でどういう相撲を取れるか考え、大相撲では充実した素晴らしい時間を過ごせた」と語った。思い出の一番にはデビュー戦の02年夏場所の安馬戦(元横綱日馬富士)とともに、09年九州場所で巨体の把瑠都を押し出しで破った一番を挙げ、「小よく大を制す相撲を取れた。自分の相撲が凝縮されていた」と胸を張った。
会見場には妻直美さんと2人の子供も訪れ、「これからはゆっくり嫁さんの買い物に付き合ったり、家族孝行をしたい」と笑顔。今後は後進の指導に当たるが、「しっかり努力する力士、精神的にも肉体的にも強い力士を育てたい」と話した。引退相撲は来年2月1日に行う。