“最強”沙保里ウエアが日本代表戦闘服に変身 東京五輪で移動時などで着用へ

 “霊長類最強女子”の汗と涙が染み込んだ繊維が日本代表の戦闘服として生まれ変わる。スポーツメーカーのアシックスは24日、不用になったウエアを再利用し、東京五輪で日本選手団が移動時などで着用する公式ウエアとして再生するプロジェクトを開始した。

 今月引退したレスリング女子五輪3連覇の吉田沙保里さん(36)が都内で行われた発表会見に出席し、リオ五輪時に最も頻繁に着ていたという黒いTシャツを提供。「自分が着ていた服が(選手と)一緒に表彰台に上がれると思うとうれしい。(五輪の舞台に)5大会連続で上がるような気持ち」と笑った。

 全国各地に回収ボックスが設置され、目標は3万着。「皆さんの思いが日本選手団の背中を押してパワーになる」と提供を呼びかけた。

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