横綱白鵬「右膝血腫、左足関節炎」で休場 右の膝、足首に痛み 3横綱不在に
「大相撲初場所・14日目」(26日、両国国技館)
優勝を争っていた横綱白鵬(33)=宮城野=が14日目の26日、休場を届け出た。日本相撲協会に「右膝血腫、左足関節炎で今後1週間の加療を要する見込み」との診断書を提出した。
全休明けの今場所は初日から10連勝とトップを走ったが11日目から3連敗。トップの座を関脇玉鷲(片男波)に譲った。
対応した師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)によれば、右膝、足首などに痛みがあるという。4日目の北勝富士(八角)戦で土俵際、もつれて落下した際、昨年秋場所後に手術した右膝の状態などが悪化した。
前日もマッサージ、アイシングなどでケア。夜11時に師匠に連絡があり「足が痛くてどうしようもない」と休場を申し入れ。師匠も「じゃあ休め」と応じ無念の離脱となった。
足も腫れ、患部の血を抜くなどして治療しながら戦ったが限界だった。親方は「本人が一番勝ちたかった。平成最後の(両国国技館での)場所だから。自分の体を考えていかないと。東京オリンピックまでやりたいと言っているから無理して同じ所をやったら一生ダメになる」と、まな弟子を思いやった。
白鵬の休場は2場所連続。今場所は元稀勢の里(現荒磯親方)が引退、鶴竜が途中休場。先場所に続き3横綱全員不在となった。