大坂、決勝の舞台で今大会最速192キロのサービスエース 観客がどよめく
「テニス・全豪オープン」(26日、メルボルン)
女子シングルス決勝で第4シードで世界ランキング4位の大坂なおみ(21)=日清食品=は、第8シードで同6位のペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦した。
勝者が世界ランク1位となる頂上決戦。第1セット、2-2で迎えた第5ゲーム。大坂が観客をどよめかせた。
0-30の展開で、大坂の強烈なサービスエース。今大会最速となる192キロをマークし、観客をどよめかせた。2度ブレイクポイントを握られたが、落ち着いてこのゲームをキープした。
大坂は1、2回戦をストレート勝ち。3、4回戦では逆転勝ちで自身初の全豪ベスト8進出を果たした。準々決勝では第6シードで同7位のエリーナ・スビトリナ(ウクライナ)にストレート勝ち、準決勝は第7シードで同8位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)を2-1で下し、日本選手初の全豪オープン決勝進出となった。
クビトバは元世界ランク2位の実力者。四大大会では11年、14年のウインブルドンを制覇しているが、全豪では初の決勝進出を果たした。
16年12月には強盗に襲われ、利き手の左手首に重傷。決勝前には大舞台にたどり着いた心境について「簡単なことではなかった。諦めなかったということを示せた」と語っていた。