「テニス・全豪オープン」（２６日、メルボルン）

　女子シングルス決勝で第４シードで世界ランキング４位の大坂なおみ（２１）＝日清食品＝は、第８シードで同６位のペトラ・クビトバ（チェコ）と対戦。

第１セットは７－６で奪ったが、第２セットを５－７で落とし、ファイナルセットへ突入した。

　勝者が世界ランク１位となる頂上決戦。第１セット、大坂は３－３で迎えた第７ゲーム０－４０と３本のブレークチャンスを握られたが、落ち着いて対応。５連続ポイントでキープに成功し、右拳を握った。

　両者一歩も譲らず、６－６でタイブレークに突入。大坂は１－０の展開で、クビトバのサーブをリターンエース。流れを引き寄せ、このセットを奪った。

　第２セットも激闘となった。第２ゲーム、クビトバが初めてブレークに成功。大坂もすぐに反撃し、第３、第５ゲームをブレークし、リードを奪った。

　５－３で迎えた第９ゲーム、大坂は４０－０とチャンピオンシップポイントを３つ握ったが、ここからクビトバが５連続ポイントでキープ。すると、続く第１０ゲームは土壇場でクビトバがブレークに成功した。大坂は表情をゆがめ、頭を抱えて悔しがる場面も。さらに第１２ゲームでは１５－４０から大坂がダブルフォールトでポイントを失い、このセットを落とした。

　今大会、大坂は１、２回戦をストレート勝ち。３、４回戦では逆転勝ちで自身初の全豪ベスト８進出を果たした。準々決勝では第６シードで同７位のエリーナ・スビトリナ（ウクライナ）にストレート勝ち。準決勝は第７シードで同８位のカロリナ・プリスコバ（チェコ）を２－１で下し、日本選手として初めて全豪の決勝に進んでいた。