大坂なおみ「私は精神的に3歳児」変わらぬ天真爛漫さ“なおみ節”で頂点
「テニス・全豪オープン」(26日、メルボルン)
四大大会第1戦、全豪オープンの女子シングルス決勝で大坂なおみ(21)=日清食品=がペトラ・クビトバ(28)=チェコ=を7-6、5-7、6-4で下して初優勝し、昨年の全米オープン初制覇に続く四大大会2連勝の快挙を達成した。
全豪女王の冠を手にして、大坂は大坂のままだった。立場や、周囲の視線は変わっても、思ったまま、感じたままを素直に表現する天真爛漫(らんまん)なキャラクターは健在。数々の“なおみ節”をさく裂させながら、再び頂点へと駆け上がった。今大会の名言をまとめた。
-大会前の公式会見で、全米優勝後の変化について聞かれて。
「3カ月やそこらで自分が変わってしまったら、それは残念なことじゃない?最大の変化は、私がメインのインタビュールームにいることかな!」
-自身のメンタルについて。
「私は精神的に3歳児のようなところがある。人間的に成熟することが最大の目標だわ」
-1回戦で、コートに入ってきた虫を追い払おうと、ボールパーソンを呼んだことについて。
「私は虫を捕まえるのが得意じゃない。つぶしちゃうかも。優しく触れるのは苦手。間違って踏んじゃったりしそう。あの子たちはみんな、捕まえるのに慣れていそうだと思ったからお願いしたの」
-2回戦で破ったジダンセクに「憧れ」と言われ。
「信じられない!私に憧れるなんて変よ」
-会場内の至る所にカメラがあることについて質問されて。
「あなたが教えちゃったから、私はこれからとっても意識してしまう。もう悪いことはしないようにするわ。でも私は幽霊だから映らないわよ」
-準々決勝・スビトリナ戦後のテレビインタビューで、この日74歳の誕生日を迎えた祖父の鉄夫さんへ。
「おじいちゃん、お誕生日おめでとう~」
-大会を通じてのメンタルの成長を問われ
「1歳くらい成長したかな。4歳ね。おめでとう、私」
-日本勢では伊達公子以来25年ぶりとなる全豪ベスト4。直後のオンコートインタビューで。
「暑いから早くロッカールームに帰らせて(笑)」
-プリスコバとの準決勝終了後、猛暑のため試合中が屋根が閉じられていたことに。
「正直言って、暖かいのが好きなので、閉じているのがちょっと悲しかった(笑い)。屋根が開いている時間は『私が輝く時だ』と思っていたので(笑い)」