【一問一答】大坂なおみ「夢を持つ時 成し遂げてきた」
「テニス・全豪オープン」(26日、メルボルン)
女子シングルス決勝で第4シードの大坂なおみ(21)=日清食品=が第8シードのペトラ・クビトバ(28)=チェコ=に7-6、5-7、6-4で競り勝って初制覇した。大坂は昨年の全米オープンに続き、四大大会2連勝を飾った。世界ランキング4位の大坂は大会後に男女を通じてアジア勢初、コンピューターによる現行制度で女子通算26人目の1位に就く。大坂の歓びの声を一問一答でお伝えする。
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(表彰式で優勝者あいさつ)
「みなさんこんにちは。ごめんなさい。人前でしゃべるのは苦手なんです。何とか乗り切りたいと思っています。ペトラ、あなたといつも対戦したいと思っていました。大変なことを乗り越えてきましたね。これがあなたとの初対戦になってほしくなかったけれど、あなたとあなたのチームにおめでとうと伝えたい。グランドスラムであなたと対戦できたことを非常に光栄に思います。
そして、ファンのみなさん、来てくださってありがとう。ありがとう。ずっととても暑いので…。暑くても来てくださって応援してくださいました。ですから本当に感謝しています。
そして、トーナメントディレクターや、ボールキーパー、暑い中走り回ってくれたボランティアのみなさんにも感謝します。おかげでこの大会が実現しました。そして私のチームにも。本当にあなたたちがいなければこの2週間乗り切れませんでした。みなさんに本当に感謝しています。
以前はちゃんとメモを読んだんですが、何を言うか忘れてしまいました。みなさん本当にありがとう。この決勝でプレーできたことを本当に光栄に思います。ありがとうございました」
(テレビインタビューで)
-終わった直後の気持ちは。
「信じられない気持ちだった。とても疲れていた」
-ピンチの時は。
「マッチポイントを失ったけど、これはちゃんと向き合わなきゃ、現実と思った」
-次の目標は。
「全仏で優勝したい。どんなトーナメントでも優勝したい」
-No.1になった自分の実感は。
「そのことは考えていた。彼女も考えていたに違いありません。難しい試合だった。この大会に勝つことだけに集中していた」
(会見で)
-今の気持ちは。
「今はただ、とても疲れている。次の日にはもうちょっとこの優勝について考えられるかもしれないけど。まだ試合が終わっていないような気持ちだが、終わったのよね」
-クビトバとの初対戦はどうだったか。
「テニスの世界を知る人はみんな、彼女を破るのがとても大変であることを知っている。そしてスコアがそれを証明している」
-四大大会を2連勝したことについては。
「ただ、テニスに集中していた。試合を戦う時、他の全てのことが自分の頭の中にない。四大大会は小さい頃から夢見ていた場所で、その機会を無駄にしたくなかった」
-全豪初優勝には自分でも驚いているか。
「イエスでありノー。この大会を勝ちたいという夢があった。いつも自分が夢を持つ時、私はそれを成し遂げてきた。ただ、現実に起きたこととは思えない感じ」